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スモールワールド実験

スモールワールド実験とは、世界中の人は誰でもだいたい6人程度のリレーで繋がりあっているというもの。
知り合い関係を芋蔓式に辿っていけば、6人程度で比較的簡単に世界中の誰にでもいきつく、という「世界は狭い」仮説である。

スモール・ワールド現象 - Wikipedia


で、これの面白いのは人々のネットワークはもちろん、SNSやネットは当然、病原菌、ニューロンのネットワークまで、ミクロからマクロまで応用範囲が非常に広いところにある。

さらに面白いのは、人々はクラスター性(同じ職場とか同じ趣味とか共通点)に多くを依存しているが、このネットワーク間で重要なのはむしろ弱い紐帯である所にある。

弱い紐帯」とは何かといえば、知ってはいるが普段密接に付き合わない人々、つまり顔見知りだが異環境、異なる価値観にある人々である。

んで人々を大きく繋ぎ、有用な情報をもたらすのは、この「弱い紐帯」であるという仮説がある。確かに同じような人々同士の塊だと新しい知見や情報は得られにくいだろう。

 

今は情報過多で情報が整理されていない時代と言えるが、この辺りの研究が進めばかなり革新的な生産性に繋がるのではないだろうか。

 

と言っても何も大げさな話ではない。たとえばSNSのコミュニティやジャンルに集まる人々を別コミュニティに強制シャッフルする程度のアイデアでもいい。

思えばSNSはコミュニティやジャンル間の障壁が鉄壁と言っていいほどで、各人それぞれの島に住んで全くの他人とは交流なんて全然ないような状況だ。

これは情報が死蔵されているようなもので、あまりにもったいない。

 

考えてみれば、はてな匿名はそういう障壁を打ち破る可能性を秘めた公共スペースとも言えるが、一方で罵り合いの多い殺伐とした空間でもある。

 

現実世界では最低限の礼儀をほとんどの人が持っているので、弱い紐帯」が機能しやすいが、ネットでは他者を攻撃するリスクが低いため、「弱い紐帯」が機能しにくいとも言える。しかしこの程度の罵り合いに怯んで「弱い紐帯」が持つ可能性を捨ててしまうのはやはりもったいない。

 

ひとつの方法としてはフェイスブックのように匿名性を捨てることにより、マナーと弱い紐帯」を生かすことであるが、匿名性がなければ人の顔色を見てしまい革新的意見が出にくいという欠点がある。

 

だから理想を言えば、匿名性があり、かつ異コミュニティとの接触も強制的に若干あり、各人がマナーを守らなければならない理由が存在するSNSであろうか。

誰かそんなすごいシステムを作ってください(無責任