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ビッグデータは無理やり集めるもの

安倍首相、公共のビッグデータを民間企業に開放指示 : SIerブログ

 

これはいいこと。もっとガンガンやれ。

 

米IT企業は検索サービス、SNSはもちろん、時には法や権利を無視した新サービスで強引にビッグデータを獲得するのが当たり前な時代になった(グーグルブックサーチで堂々と著作権無視したり、ストリートビューでプライバシー無視したり)。

一方、中国はそもそも人権なんて知ったことかと国家を上げてビッグデータを収集している。

 

なぜビッグデータがいま大事かというと、人工知能開発にビッグデータが重要であり、ビッグデータ収集に負けると必然的に人工知能開発でも負けることになるからだ。

そして今はどこもなりふり構わずデータ収集しているわけで、そういう世界で個人の権利とか甘いことを言っていると国家としての競争力があっという間に死んでしまう。

 

考えてみて欲しい。もし、アメリカがグーグルに対しストリートビューは肖像権侵害の疑いがある、個人の権利が大事だ云々言い出したら? そんな風にしてアメリカがIT企業の個人情報収集にケチをつけ始めると、ほとんどの米IT企業は大きく萎縮し、次世代競争力は大きく失われるだろう。だからアメリカはこの手にことにあまりうるさく言わない。

 

現在の日本は、「データの量」に対して「データの質」で対抗しようとしているが、「データの量」なくしてはそもそも質が高まるはずもない。

結局のところ、ストリートビューで映されたからといって大騒ぎする人もいないし、実害がある訳でもない。この手の個人の権利にこだわりすぎると、より大きな国家競争力が失われてしまうことは知っておいて欲しい。

 

下記のニュースなどを見ると今の日本は甘すぎる。これでは負けて当然に見える。

深層断面/日本のAI戦略、“反転攻勢”できるか−「量より質のデータ」に活路 | トピックス ニュース | 日刊工業新聞 電子版