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キリストという傾奇者

そういやイブか。

まあ、キリストは当時の道徳にたった一人で全力でケンカを売った面白い男で、そういう意味じゃニーチェなんかに近いわけで、かなりの傾奇者と言える。

 

キリストは公然と娼婦やハンセン氏病患者を擁護したが、これの道徳的衝撃と言うのは現代の想像以上にすごい。特にハンセン氏病患者は、当時としては空気感染する業病であり、神の罰である。これに臆することなく接し励ましたというのは、愛とか善人といったレベルを超えて、病者にとっては神そのものが目の前にいるような衝撃だったのだろう。

 

そもそもキリストは出生そのものが怪しく、当時の道徳から外れる形で生まれ育った。

現代じゃ愛とか善とか宗教的な胡散臭いお題目がまずあるが、

キリスト自身は「うるせえ、恵まれんもんが必死に生きて何が悪い」と言い続けただけである。そして戒律も堂々と破った。そういう傾奇者としてのキリストは割と面白くてかっこいい。その姿は現代人が考える以上に「戦闘的」である。

 

キリストはそうした嘘くさい道徳への抵抗者だったわけだが、その死後、ニーチェが現れるまで、キリスト教はヨーロッパを1900年も呪縛する現実逃避の思想になってしまった。これは皮肉としか言いようがない。宗教の麻薬っぷりはやばいね。

 

俺は学者じゃないから下記がどこまで正しいのか知らないし、胡散臭い部分もあるが読み物としては面白い。

http://www.geocities.jp/timeway/kougi-18.html