読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

メスとオスの果てしない敵対的競争関係

生物界を見ると、オスはメスにとって本当に都合のいい使い捨ての道具だよな。

有名なところではカマキリや蜘蛛のようにやることやったらメスに食われるものとか、アリやミツバチのようにオスは一回のセックスで用済みとなり死んでしまうものとか。

 

どうみてもメスはオスのことを使い捨ての遺伝子運搬ツールとしてしか見ていない。メスの方が圧倒的に多くの資源を持つ「富める存在」であるから(メスは次世代投資用に多くの資源を持つので生存に有利。だから一般的にメスの方がデカくて長寿)、最小限の資源しか持たないオスはどうしてもご機嫌をうかがう側に回ってしまう。

 

そもそも資源があればわざわざ危険なことをしなくても異性が寄ってくるのを余裕で待ち構えればいいのであるが、オスはメスに資源量で挑んでも勝てないし、同じ資源量でもにらみ合いになってしまうだけなので、オス側としては「とにかく身軽で逃げながら遺伝子をバラまく戦略」が必要になってくる。つまりメスとは正反対の戦略で対抗するのが効率的というわけだ。ようするにオスの戦略としてヤリ逃げは実にまっとうな行動なのである。

 

もちろんメスの側も逃げられては損をするので、圧倒的な資源を生かしてこれに対抗しようとする。一番分かりやすいものは暴力での力技であり、メスがオスが食う行動である。それ以外にもメスは豊富な資源を生かし、栄養や快楽という報酬を与えることでオスの逃亡を防ぎ、なんらかのコスト回収を図る。そしてまたさらにオスはそれを見越して対抗手段を用意し……と、メスとオスの果てしない敵対的競争関係が進化を形作っていくことになる。