現行の社会保障制度は手厚すぎる

ベーシックインカム(以下、BIと略す)はそもそも露骨な社会保障の切り捨てである。しかしこれは、別に善意だの悪意だのではなく、単純に「無い袖は振れない」というだけのことである。言い換えれば、1万円しか持っていない人は、本来1万円のサービスしか受けられないという当たり前のことだ。それを現在は国や地方が借金をしながら1万数千円のサービスを贅沢にやっているのである。

 

BIは現行の社会保障制度が手厚すぎて、少子高齢化の前では破綻確定なので適正な社会保障水準に直そうとするひとつの手段に他ならない。いずれの方法にしろ、腹をくくらねばならない時が来ているのである。

 

下記辺りの資料でも見ればわかるが、社会保障給付費、約117兆円に対して、保険料収入はたった約65兆円。足りない52兆円は国と地方の支出でだいたいは借金である(国が約31,5兆)。さらに社会保障給付費はガンガン伸びるが保険料は少子高齢化で頭打ちなので、この差はどんどん開いていく。

社会保障の費用と、その財源はどのように変化してきた? : 財務省

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000022c32-att/2r98520000022c6b.pdf

 

なのでこの問題にどう対処するのかいいかというと、現実的に下記辺りだろうか。

・現行制度のまま、国が破綻するまで借金を続ける。

・税金や保険料をガンガン増やす。

年金一定カットや、医療費大幅負担などの社会保障切り捨てにより、社会保険料収入と釣り合いが取れるようにする。単純に言って、現在は使えるお金の2倍近く使っているので、社会保障給付がすべて半分でぎりぎり。給付を今までの2/3まで削減として、給付の120兆を40兆カットして80兆円に。保険料はそのままで65兆円。足りない15兆を国が負担でこれならなんとかなりそう。つまり現在の社会保障は1,5倍贅沢をしているという計算。

 

・BIにより、実質的な年金撤廃、医療費実費の代わりに毎月数万円の収入を得る。社会保障費のいくらが適正か分からんが、25兆円ぐらいとして、単純計算で1億2500万の国民に与えると、一人当たり年たった20万か。37,5兆財源としても年30万。50兆財源なら年40万。しかし50兆使うと意味がない。しかも引き換えに医療保険と年金その他一切の社会保障を失う。これはやばい。

まあでも、BIの真価は多世代同居で子だくさんにマッチしているという点にある。単身だと年30万、40万なんて小遣いにもならないが、多人数同居で子だくさんほど効率的になる。

37,5兆財源として、祖父母+現役夫婦+子供6人という貧乏子だくさん3世代同居というすさまじい環境で、一切働かなくても世帯年収300万は保証されるという訳。この中から2人が軽いバイトして年収100万ずつプラスすれば、世帯年収500万でなんとか回していけそうな気がする。勉強したい子供は早期に働けばいいんじゃないかな。大学は贅沢品だしね。貧乏老人は病気になったらおとなしく死ぬのがいいだろう。死ぬのが嫌なら家族の誰か仕事を頑張れというスーパー自己責任社会。これはこれで悪くない。けっこう子供増えそうだし。働かないことを覚える人が出るのはまずいという意見もあるが、この程度なら貧乏に音を上げて働くんじゃねえかなーと。

 

・そうだ! 国と地方の52兆円でギャンブルだ! 52兆円あれば負けるはずがない! ドル円も操作し放題! これでカネを作ろう!