技術の習得について思う

三十路を前にしてマニュアル(MT)スポーツカーを買って大後悔した話

車に限らず技術の習得について思うけど、最初から完璧な正解を求めて、さらにそれを数回で習得できなければいけない! と思い込むような人がけっこういるのよなあ。

 

まるでそうできなければ無能な役立たずみたいに思い込み、試行錯誤の大事さとかを軽んじちゃう。最初はできなくて当たり前、誰でも恥ずかしいミスを何度もしてそれなりになっていくのだということをあまり認められない人が割と多い。

でも街中の駐車場をよく見てみろよ。擦り傷のある車がごまんとある。これはそれだけ多くの人が恥ずかしいミスをしている証でもある。

 

あとプロでも常に試行錯誤していることを知らない。そこで完璧な正解があると思い込んでいるから、完璧な正解なんてわからないと思考停止してしまう。自分なりの理論を考えてそれを実際にトライ&エラーしてみるということをあまりやらない。たとえばこの人はヒールトゥを盲信しているけれど、それがどういう効果があって、何の目的を果たせるのかあまり考察しているとは思えない。トップドライバーでもヒールトゥなんかもうしない人がけっこういることも知らない。自分なりの理論がないので情報の集め方もおそらくかなり下手。

 

でも試行錯誤してる段階って一番楽しい、それが初心者のうちならなおさらなのになあ。もったいない。まあこの人だってたった1ヶ月で慣れてるし、実際はそれほど大したことではない。さすがに発進、坂道は仕方ないから試行錯誤したみたいだし。そこで試行錯誤を楽しいと感じられるか、不安と感じるかで技術に対して今後向き合えるか変わってくると思う。そこで何か完璧な正解があると思い込んでいたら、常に不安と無能感に悩まされるだけだろう。