フィリップ・K・ディック短編アンソロジー「Electric Dreams」全10話がAmazonプライム・ビデオで配信

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これは見なきゃ!!11!!!1!!!

トレイラーを見ると「まだ人間じゃない」辺りを映像化なのかな? なんにせよワクテカが止まらない。

個人的には以下の短編をやって欲しいかなー。しかし50年経ってもまったく古びないどころか2017よりも先鋭的な未来を描くディックはまさに幻視者だな。

 

「自動工場」

工場が自己複製能力を獲得して新たな生物となったらという短編。

「ベニー・セモリがいなかったら」

架空の人物、架空の歴史に振り回される世界という捏造ニュース問題を扱った短編。

「父祖の信仰」

認識論と神とドラッグを扱ったディックらしい短編。

「時間飛行士へのささやかな贈り物」

タイムトラベル短編。救いがない。

「まだ人間じゃない」

中絶を扱った短編。中絶がいいなら未成熟な子供も殺していいという「生後堕胎」が認められる悪夢的世界を描いている。

「スパイはだれだ」

パラノアイアたちと客観性の不在を描いた短編。息詰まるサスペンスでもある。

「くずれてしまえ」

これ好き。すべてがコピーできる世界だが、そのコピー能力が失われつつある世界。そうした中で「ものを作る、創造する」ということの意味を問い直す作品。ドーズの作った粗末な木彫りのグラスは、どんなコピーよりもスチューベン・グラスに近い。

「訪問者」

その星にとってどっちが「訪問者」なのかという認識の逆転が楽しい作品。

「超能力者世界」

当時としてはかなり斬新な超能力者モノ。典型的ディック作品の主人公と言える冴えないおっさん主人公だが、能力を絡めてうまく希望のあるオチをつけている。

もしかしたら今の「なろう系の無双小説」の超先駆けなのかもしれない(テイストは違うけどオチを見たら)。また脇役が魅力的。勇気あるでかぶつ大好き。ディック作品はこういう出来損ないとかダメ人間が素晴らしい勇気を見せるから好きなんだよな。

 

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