マイルドな植民地経営をしてみてもいいんじゃない?

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今の日本がやるべき事業は「国家再生事業」なんじゃねえかなと、ふと思う。別の言い方をすれば「マイルドな植民地経営」であるが、戦前日本は幾多の国、地域を信じられないぐらい豊かに近代化させることに成功した「実績」があるんだよな。

 

これらの成功の陰には日本が大赤字になるだけの出費があり、実質的にはとても植民地とは呼べない半ボランティア状態の場合が多かった。もちろん日本は海外権益や緩衝地帯が欲しかったりでそれなりの下心はあったが、50年後に日本にプラスになればいいや的な、それまでは当地の近代化が優先という、実に気の長いマイルドな植民地経営であって、それはヨーロッパ型の搾取、民族分断型植民地経営とはまったく違ったものだった。

 

もちろん当時は帝国主義末期であり戦争や人権などの考え方が現代とは大きく異なっていたので、当時のすべてが素晴らしいなどということはできない。しかし「植民地経営」というだけで絶対悪という考え方もまた極端ではないだろうか。

先進国の適切な介入を途上国と合意できれば、長期的視点で共に大きな発展を望める途上国は多い。まあこの合意が主権放棄で難しいわけなんだが、どうみても無政府状態の国とか主権放棄して先進国に近代化の道筋を作ってもらう方がウィンウィンでいいよね。現代はODAという形でさらに緩やかな途上国投資が行われているわけだが、これを進めて「マイルドな植民地経営」まで行ってもいいんじゃないかなあという考え。

 

まあ、日本のやった植民地、併合地、信託委任統治領、占領地というのは、ヨーロッパと違いかなり特殊で興味深いものだったということは少なくとも知っておいて欲しいところだ。