魔界塔士Sa・Ga

【魔界塔士Sa・Ga】柔軟な割り切り-ゲームゆっくり解説【第33回前編-ゲーム夜話】 - ニコニコ動画

魔界塔士Sa・Ga」はゲームデザインが素晴らしいのはもちろん、物語、世界観が実に日本的な独自性をもっているのが魅力なんだよな。

これは「女神転生Ⅱ」にも共通することだが、当たり前にモンスターなど人外の者が人間と共に戦い、創造主(唯一神)や超越的な存在に対し、己の独立性を賭けて戦う。日本人はあまり意識せずゲームとして楽しむだけだが、実に多神教的な意識がその根底にはある。

 

海外だと唯一神をブッ殺すゲームというのはそれだけで議論になったり、純真な少年ゲーマーに罪悪感を与えたりするものだが、日本において唯一神は簡単にチェーンソーでブッ殺されるものなのだ。

また海外では同族と異なる者たちを受け入れるのに、いちいち平等だの自由だの堅苦しい定義付け(あれは差別だ、これも差別だというきりのない定義)が必要とされるが、日本の場合だともっとシンプルである。

つまり共に戦う味方であればモンスターでも異能者でもなんでもよく、逆に敵対するならモンスター等はもちろん神だろうと殺すという、単純な利害関係があるのみである。それは自らが生き延びるための倫理、自らの独立性のための倫理があるのみだと言える。

 

こういうゲームを屈託なく楽しめる環境というのは実に自由で素晴らしい環境であると思う。