中曽根康弘と帝王学

すえつむ on Twitter: "高学歴と話すとほとんどの人が「普通の日本人は大学に通い、知らない言葉は調べ、メディアには常に批判的見識を持ち、本を読み、人種や性別等で人を差別しない」と疑いもなく思ってるからそう言う人ばかりで国を運転しちゃうの全くヤバイと思う"

高学歴は温室育ちで世間知らずの人が多いという当たり前のことやね。しかし国の中枢で人を引っ張る人物は、そうした温室育ちの者ばかりではない。

むしろそういう温室育ちは結局甘ちゃんなので、海千山千の魑魅魍魎が集う政界や官僚の世界では生き残れない。そこで生き残るのは本物の帝王学を教育された者や苦労人の方である。

 

代表的な人物としては中曽根康弘だろうか。中曽根康弘は富裕な家に生まれ超エリートコースをひた走りながら、わざわざそれを捨てて生きるか死ぬかの世界に飛び込んだ。東大から内務省という道を一時中断してわざわざ危険極まりない最前線に志願したのである。

政治家を志す中曽根には信念があった。何も知らないエリートお坊っちゃんでは政治はできない。荒くれ者や貧しい者と対等に話せなくては政治家などできるはずもないと。

当時、軍の一兵卒といえば貧しい農家の次男、三男や食い詰め者ばかりであり、前科者もけっこういた。中曽根はそういう人々の中にわざわざ飛び込んだのである。

 

中曽根の海軍時代を見てみればわかるが、前科八犯のやくざ者と対等に付き合い酒も飲みかわし、周りの船が次々轟沈する中を一緒に戦ったのである。前科多数の荒くれ者どもとこういう本物の修羅場を超えた男だからこそ、中曽根は大親分として認められ戦後の政治の世界でも頭角を現すことができたのである。

中曽根康弘 - Wikipedia

まー現代で言えばエリート官僚が突然フランス傭兵部隊に志願するようなものだから、異色ではあるだろう。しかしやはり頭角を現す政治家というものは何らかの修羅場をくぐった人間である。男が認める男というのはそういうものであって、温室育ちはやはりどこかでコケるのであまり心配することはない。