子供はそこまでバカじゃない

子どもの感性は、「性的なコンテンツ」一つで悪影響を受ける程脆弱なんだろうか | Books&Apps

その通り、子供はそこまでバカじゃないからね。それに家庭で締め付けが厳しい子供ほど外でははっちゃけちゃったりするから、子供を100%管理できると思う傲慢な親ほど手痛いしっぺ返しを食らうことになるだろう。

 

自分が行ってた中学校は進学校でいわゆる教育ママがけっこう多かった。マンガやファミコンは禁止、男子でも門限、塾や習い事ばかり、性的な物など論外といった感じだ。でもそういう教育ママの子供ほど、友達の家では貪るようにマンガやファミコンに熱中し、友達とエロ本エロマンガを貸し借りして熱く語り合ったりしたものだ。

 

もちろん、そういう風にエロ本エロマンガに熱中したからといって彼らがレイプ犯になったわけではない。むしろ逆で基本的に上品、教養溢れる家庭環境だったために、むっちゃムッツリスケベで奥手に育った。彼らは優秀で理解力があったから、エロ本やAVが現実には存在しない男のファンタジーであると一目で理解した。そんなもの親も世間も女の子自身も認めないのは明らかなので、信用できる悪友とだけギャグとして内密に楽しんだ。

 

彼らは悪友同士で「俺は一日最高〇回オナニーしたことあるぜ!」と嬉々として話をするようなオナニー猿であったが、現実の女の子とはまともに目も合わせられないシャイさであった。エロ本やAVはセックスについて大まかなことは教えてくれたが、女の子との自然でくだけた楽しい会話など誰もやり方を教えてくれなかった。ただ女の子に嫌われないようにするのが精いっぱいで、その結果彼らは女の子の前では挙動不審なテンパり方をする男になっていった(姉がいる奴はまだマシだった)。

そして彼らは酒もタバコもギャンブルもやらず親と世間の期待に応えて超紳士的に育ち、その結果恋愛が苦手な男になっていった。

思えば、あの頃のエロ本エロマンガに対する熱中は、親の期待に応える彼らの精一杯の反抗だったのかもしれない。彼らは親に去勢されかかっていることをなんとなく感じ取っていたのだ。それに対する反抗というには大人しすぎた感もあるが。

 

そういう彼らはだいたい、いい学歴に安定した仕事で30過ぎて見合い結婚した。見事に親の期待に応えきったのだ。親と距離を取った場合は未婚のままで、恋愛結婚はごく少数派だった。だいたい今でいうところの草食系であり、世間一般でいう10代20代の青春を謳歌できたとはあまり言えないパターンが多かった。そういう彼らの超奥手な態度を見ると、彼らの親は残酷なことをしたものだと思う。

なんとか結婚した彼らは、若い頃に夢見たようなエロエロな性生活を送れているだろうか? おそらく奥さん思いでごく真っ当なノーマルプレイだけをしているだろうが、ちょっとだけ変態チックでスケベなプレイを夫が求めても、奥さんは笑って受け入れてやって欲しい。それは30数年、親と世間の期待に応え続けてやっと得られた性的発言権なのだから。

 

まあ論理もなく話が飛んだが、男の子の場合は勝手に友達とエロを学んでいくのでいいのだが、女の子の場合は教育が難しそうだな。女の子を騙そうとする大人は多いし、適切に男の怖さと男の良さを教えるというのはなかなか困難だ。厳しい家庭の女の子の場合ほど、すぐにアホな男に騙されてシングルマザーコースに行ってしまう傾向もあるので、性に興味を持つという自然なことを無理に抑えつけても悲惨な反発を招くだけであろう。

ちなみにうちの姉は中学のとき、部活の先輩にBL同人誌を貸してもらってエロに目覚めたそうだ。そのうち姉の本棚には堂々とハードなBL同人やエロ小説が置かれるようになった。弟は女には女の性的ファンタジーがあるのだと理解した。

 

まー結局は親が人間的に成熟していて中庸と現実を教えられればそれでいいのだが、どうしても人間、極端な理念主義に走ってしまいがちなのよね。親は子供がいい方向に行っているか考える前に、自分がマトモな大人なのか、常に自問し続ける必要があるのだ。